セルフアライニングパッド
セルフアライニングパッドとは、ワークとの接触時に取付け面に倣って揺動することができる台座です。
ワークを加工する時の台座として、またワークを固定するアームの先端に取付けて使用される機械部品です。パッドがワークの取付面と平行になっていなくてもパッドがワークに倣って揺動するため面全体でワークを確実に固定することができます。またセルフアライニングパッドは台座製品の一部で、揺動パッド、サポーター、グリッパー、ボールユニット、ボールエンド、アライニングとも呼ばれます。
導入によるメリット
- パッド面が揺動してワークを確実に固定
- 面接触によりワークの傷・変形を低減
- 加工精度・品質の向上
- 自動化にも対応(着座センサー付きタイプ)
ハルダー社(HALDER)のセルフアライニングパッドは高い品質・耐久性で高い評価を頂いております。材質はスティール製とステンレス製、取付方法はオネジとメネジ、パッドは平滑面とセレーションなどがあり豊富な種類をご用意しております。
特長
・最大9度までパッドが揺動
ワークに倣ってパッド面が揺動するため点接触ではなく面接触になります。これにより固定した時のワークの傷・変形を低減します。
・反転防止機構付き
パッド部分が反転して加工するワークを損傷させてしまうことがあります。ハルダー社のセルフアライニングパッドには反転防止機構がついているため安心して使用できます。
・初期位置復帰機構タイプ
パッド面はワークに倣って揺動しワークとの接触が無くなると平行な初期位置に復帰します。パッドが揺動したまま斜めの姿勢でワークをかじる事を防止します。
・自動化にも対応
空圧式によってワークの着座を検出し自動化にも対応可能です。

・豊富なバリエーション
パッド面・材質・サイズ・耐荷重など種類も幅広くご用意しております。
セルフアライニングパッドシリーズ
ワークに倣って面で確実にクランプ
タイプ | 取付方法 | パッド | ネジサイズ | 耐荷重(kN) |
標準タイプ | オネジ | 平滑・セレーション | M6-24 | 10-165 |
標準タイプ | メネジ | 平滑・セレーション | M3-5 | 10-90 |
硬質合金パッドタイプ | オネジ | セレーション | M6-24 | 10-165 |
高さ調整タイプ | オネジ | 平滑・セレーション | M8-30 | 8-165 |
標準タイプ
セレーションは熱処理鋼タイプのみになります。
硬質合金パッドタイプ
表面の硬い鋳物部品の鋳肌面を固定するのに適しています。

高さ調整タイプ
ワークの形状に応じて高さを調整して使用する事ができます。

着座センサー付きタイプ
空圧式でワークの着座を検出します

セルフアライニングパッドの動画です。
・採用例のご紹介


・セルフアライニングパッドの特注品も対応可能
標準機械部品の世界的なメーカーであるハルダー社(HALDER)には豊富な実績と長年の経験があります。
ご希望のピン径、長さ、形状などお気軽にお問い合わせください。