リフティングピン(ボールロックタイプ)
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[su_tab title=”リフティングピンとは” disabled=”no”]
リフティングピンとは、ハルダー社(HALDER)が独自に開発した吊り具です。ボタン操作で簡単に吊り具を着脱することができるため、頻繁に着脱を行う作業に最適です。アイボルトに比べて作業時間を約85%短縮すること出来ます。
航空機にも使われるボールロックピンの機構を応用しておりますので、安全に対しての高い信頼性があります。2種類のタイプがあり、鋼球4個で貫通穴の端面部を保持するボールタイプと、ピン側面のネジ山でネジ穴をクランプするネジ山タイプがあります。
形状は、スリング等で吊り上げられる様にシャックルがピン本体上部についており、重荷重に耐えられる構造となっています。取付時は、シャックルを傾けて、ピン上部のボタンを押しながら、吊下げるワークの穴にリフティングピンを差し込みます。首下まで差込んで、ボタンを離すと、ロック(クランプ)します。シャックルを元に戻すと、ボタンがガードされて、吊り下げ時にロックがリリースされることはありません(垂直方向時)。取外し時は、ボタンを押しながら引き抜きます。
簡単な着脱が特徴であるため、頻繁に吊り具の着脱を行う作業に最適であり、アイボルトに比べて作業時間を短縮することが出来ます。その他の類似製品には、ボールロックピン、フライトピン、クランプロックピン、ソケットピンなどのロックピンがあります。
従来の吊り具
従来の吊り具には、吊り荷に巻き付けて使用するスリングや、ネジ穴を使用するアイボルトなどがありますが、これらの吊り具の取付け・取外し作業には時間が掛かります。また着脱作業が簡単なワンタッチな吊り具もありますが、ロック(クランプ)をボタンで解除でする機構を持つ安全性の高い吊り具はハルダーのリフティングピンだけです。
導入によるメリット
- 吊り作業時間の短縮
- 作業効率の改善
- 生産性の向上
- 作業者の負担軽減
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[su_tab title=”特長” disabled=”no”]
ハルダー(HALDER)が開発したリフティングピンは、吊り荷に対して、ワンタッチ操作で着脱できる、画期的な構造を採用しています。吊り荷の通し穴やネジ穴を利用して簡単に作業を行うことができます。
リフティングピンの動作原理については、動画タブの各動画をご覧ください。
特長
・着脱作業時間を大幅に短縮
リフティングピン本体に設置されたボタン操作によって、ワンタッチで吊り荷からリフティングピンを着脱する事ができます。通常のアイボルトと比較して大幅に作業時間を短縮することが可能です。作業効率の向上・作業者の負担を軽減します。
・吊り具の角度調整が可能
通常のアイボルトで横吊りをした場合に適切な角度にあわせて吊ることが難しく、ボルトの緩み・破損の危険がありました。リフティングピンを使用すると、適切な角度に調整する事が可能です。
・高い安全性と品質
リフティングピンは第三者機関TÜVでの認証を受けCE宣言をしている安全性の高い製品です。
・安全率5
安全係数は5で設計されています。
・豊富なサイズ
ボールロックタイプは穴径Φ8mm~Φ20mmを取り揃えております。吊り荷の穴サイズに合わせて選んでいただくことができます。
・材質は2種類
材質は、熱処理鋼とステンレス鋼(SUS630相当)の2種類から選択できます。
ステンレス鋼は耐食性に優れています。
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[su_tab title=”仕様” disabled=”no”]
リフティングピン(ボールロックタイプ)
通し穴に使用するタイプです。
通し穴(公差H11)については、ボールを引っ掛ける肩部が必要になります。繰返しのご使用の場合には、
専用のスリーブをご利用ください(治具プレートや金型等)。
穴径 | 最大荷重F1 (鉛直方向) |
最大荷重F2 (45°方向) |
最大荷重F3 (横方向) |
材質 |
8.0mm | 1.5kN | 1.2kN | 0.5kN | 熱処理鋼 もしくは ステンレス鋼 (SUS630相当) |
8.3mm | 1.5kN | 1.2kN | 0.5kN | |
10.0mm | 2.7kN | 2.4kN | 2.1kN | |
12.0mm | 3.5kN | 3.2kN | 2.8kN | |
13.8mm | 3.8kN | 3.5kN | 2.8kN | |
16.0mm | 4.8kN | 4.5kN | 4.1kN | |
20.0mm | 10.0kN | 8.5kN | 6.5kN |
商品の詳細はこちら
*HALDERの製品サイトが表示されます
【注意事項】
製品のお取扱いについては、安全のために必ず取扱説明書の指示に従いご使用ください。
耐荷重の値は、鋼鉄製ワークにのみ適用となっており、銅、真鍮、アルミニウムなどの非鉄金属製のワークには適用されません。
非鉄金属製のワークにリフティングを使用する場合には、使用者は使用前に耐荷重試験を行い安全に問題が無い事を確認する必要があります。金属以外、コンクリートや木製のワークにリフティングピンを使用する場合には、特別な専用ブッシュを使用しかつ使用者は使用前に耐荷重試験を行い安全に問題が無い事を確認する必要があります。
【お見積もりに関して】
お見積もりにつきましては、製品シリーズ番号(EH 22350.)、ピン直径、ピン部長さ、材質、および本数をご確認の上、代理店または弊社までお問い合わせください。詳細につきましてはカタログをダウンロードいただきご確認ください。
ご不明な場合は弊社までお問い合わせください。
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[su_tab title=”採用例” disabled=”no”]
■ワークや治具の運搬
アイボルトの着脱時間を大幅に短縮できます。
カスタム品についても対応しております。なお、カスタム品は安全認証の対象外となります。
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[su_tab title=”動画” disabled=”no”]
■実際にリフティングピンを使用して治具(イケール)を吊っている動画です。
[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=MwZ15RVaTh4″]
■ボールロックタイプリフティングピンの点検の実例動画です。
[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=c3AY6RRxM08&feature=youtu.be”]
■リフティングピン(ボールロックタイプとネジ山タイプ)のアニメーション動画です。
[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=wtL4FAgqCpM&list=PL9xxBpfx3BzO9pLkdA6klYksOqjgNQYmN&index=19″]
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[su_tab title=”カタログ” disabled=”no”]
総合カタログ
カタログ抜粋
製品に関するお問合せはロームヘルド・ハルダー(株)までお問い合わせください。
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[su_tab title=”関連製品” disabled=”no”]
ネジ山クランプ式リフティングピン
ネジ穴をクランプするタイプです。
製品サイトはこちら
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